教育方針
教育方針
気象業務の基盤となる地球科学、基礎学術、一般教養に加えて、防災行政など気象業務への理解を深める科目を教授し、将来の幹部職員として職務遂行に必要な知識・技術を身に付けるとともに、国民の生命や財産を守る公務員としての使命感を醸成し、気象業務の最前線を支える職員としての素養を培います。
また、気象業務に関する技術開発や地方気象台など第一線の指導に寄与できる能力を養い、気象庁の技術基盤を守る職員を育成します。
教官
専任教官26名と、他大学等からの多数の非常勤講師で構成されています。
セミナー、卒業研究等においては気象学、地震火山学、地球環境科学などの各分野でマンツーマンに近い指導を受けることができます。
設備
図書館、体育館、物理実験室、化学実験室のほか、情報系科目で使用する電子計算機演習室、電子工学実験室、そして地球科学系科目で使用する流体実験室、低温実験室など気象大学校ならではの実験環境が整っています。また、屋外では観測装置を備えた地上観測露場、観測実習場などの施設も用意されています。さらに、平成17年には地方気象台の現業室に見立てて情報端末を集中配置し、より実践的な演習の行える気象資料閲覧教室(通称:Kashiwa気象台)を開設しました。
教育内容
文部科学省の大学設置基準に準じた教養、基礎、専門の各系列の科目を教授する教育課程、実習と講義を通して気象業務の基礎を教授する特修課程から構成されています。
授業科目には次のようなものがあります。卒業には教育課程で151単位以上、特修課程で500時間以上の履修が必要となります。
なお、卒業すると学士(理学)の学位を取得することができます。
授業風景

講義:気象力学

講義:セミナー

講義:情報リテラシー

演習:気象基礎演習

実習:地上気象観測実習

実習:地上気象観測実習

実習:火山観測実習

実習:火山観測実習

実習:職場実習

実験:放射観測実験

実験:物理実験

実験:化学実験

実験:人工地震実験

実験:回転流体実験

実験:低温降水実験

実験:低温降水実験

卒業研究:発表会

卒業研究:ポスターセッション