在校生の声
受験体験記
令和7(2025)年度入学生が自身の受験体験と受験を考えている方へのメッセージを書きました。
気象大学校の入学試験は一般大学と日程や試験科目などで異なる点が多いので、受験される予定の方は是非参考にしてください。
奈良県出身・19歳
私は浪人中の7月に気象大学校の存在を知りました。それまでは博士課程に進み、工学博士を取得することを夢みていたのですが、気象大学校では給料をいただきながら学べること、また気象庁という組織を通じて自分の学びが人々の役に立つ可能性があることにとても新しく魅力的な選択肢を見出し、受験を決意しました。
実際に気象大学校での授業では、単に天気や地震、火山といった自然現象を学ぶだけでなく、防災への考え方や災害時の地域との連携など、ほかの大学では学べない唯一無二の内容がたくさんあります。また、実習も豊富で座学で学んだことを現場で確かめたり、現役職員の方から直接話を聞いたりできる機会があるのも大きな魅力です。気象にそれほど興味がなかった私も、学ぶうちにどんどん惹き込まれていきました。
さらに、普段あまり外出することがない私にとって、カリキュラムに県外での実習が多く組まれていることはとても楽しく、新鮮な経験となっています。気象大学校には気象に対する熱い愛と情熱を持った学生が多く、気象が好きな人はきっと素敵な仲間に出会えますし、私のように高校生の頃はそれほど興味がなかった人でも、天気だけでなく地震・火山・海洋など幅広い分野を学び、さまざまな人からさまざまな話を聞く中で、きっと心を動かされる出会いがあるはずです。もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ受験を検討してみてください。応援しています!
東京都出身・19歳
私が気象大学校を受験しようと思ったのは高校1年のときです。そのとき将来の進路を考え、気象と関係のある職に就けるような大学を調べたところ、気象大学校を見つけ志望することを決めました。
受験勉強を始めたのは高校2年の3月ごろで、一次試験の試験日が10月であることを考えるともう少し早く試験勉強を始めるべきでした。その後気象大学校を第一志望で受験しましたが残念ながら不合格となり、他の大学に進学しました。ただ、気象学を本格的に学ぶならここしかない、と思い仮面浪人することを決めました。
気象大学校の入試の難易度は高いです。私は現役時代から第1次試験の記述問題が特に苦手で、実際現役時代の入試でも記述式の学科試験がうまくいきませんでした。そこで浪人時代は、記述問題を重点的に対策しました。数学や物理は、多くの演習問題が載っている参考書1冊を数周しました。また、英語はそもそも覚えている単語数が少なかったので、単語帳で単語を身につけてから演習問題に取り掛かりました。その結果、なんとか合格することができました。
自分に合った勉強は勉強の進み具合によってどんどん変化していきます。そのため受験生の方には、定期的に自分の勉強成果と勉強方法の見直しを行い、方向転換する必要があるか考えることをお勧めします。
最後に、これを見てくださっている受験生が自分の信じた進路に進むことを願います。
福岡県出身・18歳
私が気象大学校を知ったのは、高校3年生の4月でした。もともと地理が大好きで、高校3年生にもなって志望校が未だ定まっていなかった私は、地理で学んだ一分野「防災」について学べるところがあれば良いなあと思っていました。調べたところ、「給与あり」「授業料その他が無料」「就職活動なし」の気象大学校に惹かれ、この環境下で勉学に励むなんて最高だろうと思い、志望しました。しかし、5月の時点で受験まで半年を切っていたため、かなり急いで対策しないといけませんでした。まずは数学と物理の試験範囲を終わらせることにしました。試験範囲が終わり次第、過去問に取り組みました。
入試について。多肢選択式、特に基礎能力試験は、全分野が問われますので、まんべんなく学習しましょう。配点が大きいので侮らず、高得点を目指しましょう。学科試験(記述式)は、かなり難しく、試験時間も短いので、解けるところを確実に解き切りましょう。作文、人物試験(面接)は落ち着いて、自分の気象大学校に対する強い思いを存分に表現してください。
最後に、この受験体験記を見ている時点で、すでにあなたはこの大学校を知っている数少ない受験生です。「気象、地震、火山、海洋を学びたい」「数学、物理が得意だ」「給与があるから」なんでも構いません。是非、受験料は無料ですので、気象大学校の受験を検討してみては如何ですか。皆様の入学を心よりお待ちしております。
石川県出身・18歳
私は高校生の時に将来の仕事を考えたときに、漠然と気象関連の仕事がしたいと思い、気象庁に入りたいと思っていました。私が気象大学校のことを知ったのは高校3年生の秋でした。この年の受験ができないと知って悔しかったです。私は石川県の能登地方の出身で、2024年の能登半島地震と能登半島豪雨で被災しました。それにより一層、気象大学校への思いを強くしました。
気象大学校受験で大事なことは、基礎能力試験と多岐選択式学科試験で高得点を取ることと、足切りにあわないようにすることです。これらに気をつければおそらく受かります。また、勉強だけだと息が詰まってしまうので、上手く気分転換しながら勉強することも大事だと思います。浪人生は現役生より1年多く勉強しているので、自信を持って受けましょう。
気象大学校での生活は、たまに課題が多くて大変ですが、優しい先輩と頼れる同期がたくさんいるので、入る前に思っていたより何倍も楽しいです。受験生の皆さんが入学されるのをとても楽しみにしています。
大阪府出身・18歳
私が気象大学校を知ったのは、高校3年生の夏ごろでした。受験の締め切りが近く急いで申し込みしたのを記憶しています。私は小さいころから自然に触れ合う機会が多くあり、自然に関わる勉強をしたいと考えていました。その中でも、気象は特に興味があり、中学生では先生に質問して、気象予報士の勉強をしていた時期もありました。気象大学校では気象はもちろん地震や火山、海洋などを学べることが1番の魅力だと思います。試験時期が10月と国公立大学の受験よりも早く、物理などを完璧にするのは大変ですが、過去問を繰り返し解くことがおすすめの勉強法です。基礎能力試験は対策が難しいですが、問題形式に慣れておくことが重要だと思います。基礎能力試験は国家公務員試験ですので、参考書をもし使うのであるなら、国家公務員試験の基礎能力試験の対策の本をおすすめします。二次試験での面接では事前に書いた面接カードに沿った話を聞かれました。終始和やかな雰囲気に面接官がしてくださったので、落ち着いて話すことができました。
今は入学してから約3か月が経ちますが、私は気象大学校に入ってとてもよかったと思っています。今年は19人入学しましたが、同期同士とても仲が良く、アットホームな雰囲気です。また学校全体が60人と他の大学と比べてとても少なく、先輩や先生との関りも多いので、すぐに質問できたり、先輩がどのように勉強していたかなど聞けたりするのも良い点です。
最後に気象大学校を知ってくれてありがとうございます。もし興味が少しでもあれば是非受験していただきたいです。皆さんの入学をお待ちしています。
福岡県出身・19歳
私が初めて気象大学校のことを知ったのは浪人中の7月ごろのことでした。防衛大学校のような大学校の中で、最も自分の興味がありそうな分野の大学校を探していたところ、気象大学校を見つけました。私は気象という分野が第一志望だったわけではありませんが、気大の授業では基礎からきちんと教えていただけるので、そんな私でも少しずつ気象のことや、地震・火山関連のことについて学ぶことができています。
さて、気大の受験対策についてですが、まず何より受験日程がほかの大学等と比べて早いので、対策開始時期をできるだけ早めることが必要だと思います。格別に気大に特化した勉強が必要だとは思いませんが、過去問を数年分解いて傾向になれることをお勧めします。
気大の良いところは、学生数に対する教官数が多いところが挙げられます。卒業研究等においては、ほとんど1対1で教官に対応していただけます。少しでも地学に興味のある方は気大の受験を考えていただくことをお勧めします。
最後にはなりますが、このページを見てくださった方々の合格を心よりお祈り申し上げます。来春、気大でお会いしましょう!
埼玉県出身・19歳
私は気象業務を通じて社会貢献したいと考え、気象大学校を受験しました。
気象大学校の試験は、他の国公立大学とは異なり10月末に実施され、基礎能力試験・学科試験・面接試験など多岐にわたるため、試験対策は早期に行う必要があります。筆記試験ではバランスよく得点することが求められていることから、過去問演習を通して弱点科目を作らないように、対策することをお勧めします。作文試験では素早くわかりやすい文章を書きあげるために、定型化された例文が載せられた市販の参考書を読むのが効率の良い対策になるかと思います。面接では試験官の方の質問に対して的確に回答する練習が必要となりますが、まずは学科試験を突破することが第一ですので、基礎的な学力を伸ばすことを最優先してください。
気象大学校は、学生数が少ないため、先生方から手厚いご指導を受けることができます。また、学内では学年を超えた交流の機会が多いため、新たなコミュニティーを作ることもできると思います。こうした環境で気象を専門に学べるのは気象大学校のみです。しかし、気象大学校に入学すると同時に国家公務員となるため、他大学とは異なる制約があります。自分の将来を見据え、よく考え、興味関心や適性に応じた悔いのない大学受験をしてください。その一つの選択肢として気象大学校があります。ぜひ前向きに検討していただきたいです。応援しています。
高知県出身・18歳
私が気象大学校を知ったのは、高2の頃でした。高知県で育ったこともあり、幼少期から南海トラフ地震などの防災に興味を持っていたことに加え、国立大学の入試と被らない日程や、苦手な化学が科目として出題されないことを理由に、併願校として受験を決めました。
気象大学校は受験が、時期、試験方式、出題形式などの点でかなり特異であるため、よく要項を確認することをお勧めします。例えば、私の高校では卒業が3月1日付だったため、一浪に当たる年までしか、受験することができないということがありました。受験勉強についていえば、過去問数年分を解き多肢選択式の2試験でほぼ満点をとれることが分かっていたため、記述式の得意科目である程度点数を取り、苦手科目で基準点を超えれば、受かるだろうと考え、特に気象大学校に向けての勉強をするということはありませんでした。
気象大学校は世間的にはあまりその詳細が知られていないですから、入学までにぜひ一度足を運んでみてほしいと思います。私は採用内定後、国立大学受験のために上京した際に見学しました。
気象大学校では、生徒同士や教官の距離も近く、多くの人の価値観やものの見方に触れつつ、気象や地震、火山について深く学ぶことができます。また、仕事として学ぶことに専念できる環境は唯一無二のものです。
最後になりますが、皆様と気象大学校でお会いできることを楽しみにしています。
埼玉県出身・20歳
私は二年間他大学に在籍後、気象大学校に進学しました。大学一年生の夏に初めて本校のことを知ったため受験して入り直すかかなり悩みました。しかし先輩方が就活に苦労されている姿や公務員へのあこがれ、さらに理系科目が好きだったことから受験してみることにしました。しかし二次試験まで進んだものの学力不足から手が届きませんでした。そのまま大学二年生となり、勉強も部活も謳歌していました。しかし同時に将来へ不安も感じていたため、就活にも役立つ基礎能力試験の対策を含む受験勉強も両立し、ご縁があれば入学しようと思いました。
具体的な対策としては、公務員試験の問題集を出題されそうな範囲に絞って解きました。さらに、YouTubeにあがっている公務員試験にでる問題を激選した動画を、気分転換に見ていました。この動画シリーズは、短時間で幅広い分野を効率的に網羅できるのでとても役立ちました。このおかげで私は対策なしで受けたときと比べて飛躍的に点数が伸びました。学科試験については、国立大学に向けた勉強をしていたときの内容を思い出した上で、過去問を九年分解きました。面接は面接カードに沿った質問を家族にしてもらいましたが受験した二回とも面接官の方がとてもやさしく話を聞いていただいたため、あまり心配しなくて大丈夫だと思います。
少しでも興味がある方は、いつでもやり直せるので受験してからその後のことを考えるのも一つの選択肢だと思います。
東京都出身・18歳
私が気象大学校の存在を知ったのは、小学5年生の頃、ただ漠然と天気に興味を持っていた私に、両親が気象大学校の存在を教えてくれたのがきっかけでした。その頃は、適当にいい大学に入ればいいや、という考えを持っており、あまり本気で気象大学校の受験は考えていませんでした。しかし、中学3年生の頃、本格的に環境問題が私たちの生活に影響を与えていることを知り、将来環境問題の対策に携わる仕事をしたい、と感じるようになり、気象大学校を志望しました。
私は志望時期が早かったため、比較的計画的に受験対策をすることができました。試験対策のアドバイスとして、試験科目の数学、物理、英語は早めに対策することをお勧めします。また、基礎能力試験は受験生の間で対策が遅れがちですが、とても差がつきやすいものなので、教養をしっかり身に着けておく必要があります。受験生の皆さんは頑張ってください。
気象大学校に入学してからは、毎日が「新しい」であふれています。寮に住んでいるため、いわゆる「同期」との距離がとても近く、皆でご飯を食べに行ったり、誕生日を皆で祝ったりなど、少人数ならではの経験をすることができます。また同期だけでなく、先輩も同じ寮に住んでいるため、ご飯に連れて行ってくれたり、時には、勉強やPCの操作でわからない点を教えてくれたりもします。
この文章で少しでも気象大学校の特徴を知っていただけましたら幸いです。
東京都出身・19歳
私は浪人が決まった直後、両親に併願校として気象大学校を提案され、初めてその存在を知りました。将来やりたいことが定まっていなかった私は、入学=就職という点をハードルに感じており、受験日が第一志望校の大学別模試と重なっていたこともあり、出願するかギリギリまで迷っていました。そんな中、出願期間直前に南海トラフ地震臨時情報が発表され、ニュースで気象庁職員の姿を目にする中で、専門性を活かして人々の暮らしに貢献できるその仕事に漠然と興味を抱き、出願を決めました。
ただ、特別な対策をする余裕はあまりなく、過去問を2年分解いたほか、基礎能力試験対策として数的処理の参考書を1冊購入し、直前1?2週間の移動時間に読む程度でした。
一次試験合格後、面接準備を通じて気象大学校のことを詳しく知るうちに、その恵まれた環境に惹かれ、最終的に入学を決断しました。実際に入学してみて、教官から実務の話が聞けて将来を想像しやすいことや少人数での寮生活で人間関係が深まること、経済的に余裕ができることなど多くの魅力を実感しています。
以上のように私は明確なビジョンがないまま受験しましたが、気象大学校に辿り着いたことは、ありがたい偶然でした。気象大学校の存在を知り、少しでも興味を持ってこの文章を読んでくださっていることは何かのご縁だと思います。先の見えない受験生活は不安も多いかと思いますが、自分を信じて頑張ってください!
兵庫県出身・18歳
私が気象大学校を知ったのは小学6年生の頃だったと記憶しています。出身が神戸であったこともあり、当時から地震に興味を持っていました。小学生の頃は中学受験の対策に集中していて、大学のことなど想像もつきませんでしたが、専門性の高い大学という特徴に惹かれたのを覚えています。
中学・高校時代は部活と勉強に明け暮れており、大学入試を強く意識することはありませんでした。気象大学校を本格的に意識し始めたのは高校2年生の夏、オープンキャンパスに参加したことがきっかけです。漠然としたイメージが具体的になり、受験を現実的に考えるようになりました。
気象大学校は他大学より受験時期が早いため、特に数学の基礎固めには早めに取り組みました。ただ、高校3年生の夏までは他大学も視野に入れていたため、特別な対策はしていませんでした。夏休みが終わってからようやく本格的に対策を始め、基礎能力試験の配点が大きいことに注意し、参考書を使って準備しました。不安を抱えたまま受験に臨みましたが、一次試験を通過し、二次試験も無事に合格できて良かったです。
この稚拙な文章を読んでくださった皆さん、気象大学校はアットホームな雰囲気で楽しく学べる大学です。受験勉強は大変ですが、楽しい大学生活を想像して頑張ってください。
愛知県出身・18歳
私は気象大学校を志した理由はとても単純で、気象が好きだからです。ふと空を見上げた時の空模様やもくもくと盛り上がっていく雲、辺り一面を真っ白に染め上げる雪までもが、私をいつも心躍らせてきました。そんな私にとって気象大学校は、まさに「私のためにある学校だ」と思える存在で、見つけたときには運命的なものさえ感じました。
とはいえ、気象大学校というのは特殊な学校です。採用枠は毎年約15人と少なく、一次試験は10月末に行われるため、現役生にとって非常に厳しい試験となることは火を見るより明らかでした。そこで私は、授業の進度が遅れている物理を重点的に勉強することにしました。受験の直前一か月は勉強時間のほとんどを過去問の通し演習と物理に充てていました。また、配点の大きな要素として基礎能力試験があります。幸いなことに、高校でクイズ研究部に所属していた経験が活きたのか、過去問で高得点を安定して取ることができたので特別な対策はしませんでしたが、この試験の出来が合否を左右すると言っても過言ではないと思います。
成績は簡単には上がりませんし、志望校との距離に打ちひしがれることもあるでしょう。それでも、受験勉強だけに囚われず、自分の好きなものを、日常を大切にして欲しいと思っています。気象大学校に限って言えば、案外それが合格を掴むための鍵なのかもしれません。
静岡県出身・18歳
私は高校2年生の初め頃に気象大学校を知りました。父に勧められ、夏休みにはオープンキャンパスに参加しました。知れば知るほど制度や環境に魅力を感じる一方で、当時の自分には学力が足りておらず、どこか他人事のようにも思っていました。
試験に向けて物理の先取りや基礎能力試験の対策にも取り組んだものの、そのような気持ちは受験本番まで続き、案の定、実力不足で不合格。国立大の結果にも納得できず、浪人を決めました。宅浪だったので、自分で勉強計画を立てて取り組み、なんとか気象大学校に入学することができました。
自分の経験から思ったことは、気象大学校の入試では物理と選択式試験が大事だということです。
まず物理についてです。記述式の数学や英語に比べると比較的対策がしやすい科目なので、勉強量で差がつきやすいです。しっかり準備して高得点を目指すのが良いと思います。
次に選択式試験についてです。記述式に比べて軽く見られがちですが、1問1問の価値が非常に重く、合否や席次に大きく影響します。物理と同じく比較的取り組みやすいと思うので、できるだけ高得点を取れるよう、ミスを極力減らすこと、問題形式や時間配分に慣れること、知識を増やすことなど、自分の状況に合わせて、過去問や参考書を使いながらバランス良く進めていくことが大切です。
自分の体験が、これから受験を考える方の役に立てば嬉しいです。
神奈川県出身・18歳
私が気象大学校に行きたいと思ったのは、高校2年生のときに当時の担任の先生に気象大学校を紹介されたのがきっかけでした。北海道大学と東京大学も考えていましたが、オープンキャンパスに参加して魅力的な教育環境を知り、さらに時間的・経済的余裕があるという点にも惹かれ、第一志望としました。
一次試験のときには、数学の出来が散々で英語の試験と帰りの電車の中では心が凍りついたようでした。しかし自分は基礎能力試験で得点を稼いで合格することができました。高校1年生のころからどんな科目もおろそかにせずに学習していたことが功を奏したのだと思います。共テ前に合格発表があったのは有難かったです。おかげで、共テにも、国立二次(東大)にも落ちついて臨めて、合格することができました。受験は私にとって幸晴らしい経験となりました。
実際に気象大学校に来てみて、気象大学校に進んだことを後悔していません。国立大に通う友達が楽しそうで羨ましくなることもあるけれど、やはり時間的・経済的余裕を考えたらこちらにもいくらでも楽しみようはあるし、同期や先輩、教官の方々との距離も話に聞いていたのと同じように近くてとても満足しています。
兵庫県出身・18歳
私が気象大学校を知ったのは中学2年生の頃です。小学生の頃から雲に興味があり、図書館で気象の本を読み漁っていたときに、気象大学校の紹介記事を見つけました。好きなことを最高の環境で学べる学校があると知り、ぜひそこで学びたいという思いから高校も気象大学校への合格実績がある学校を選びました。
入試対策では、特に基礎能力試験の配点が大きいため、高3になる直前から市販の公務員試験の問題集を繰り返し解いていました。過去問は人事院に開示請求して入手し、記述科目は高校の先生に添削していただきました。基礎能力試験以外の科目については特別な対策は不要で、高校の東大クラスでの学習がそのまま生かされたと感じています。面接は事前に記入した面接カードの内容に沿って進められました。面接というよりも談笑のような雰囲気で、緊張することなく受け答えができました。
本校は気象庁の施設等機関であるため、教官が実際に現場で働いていた、または今も働いている方ばかりです。そのような方々の講義を受けられることは将来気象庁で働きたいと考えている人にとって大きな魅力だと思います。また、少人数制のため同期や先輩・後輩との距離も近く、アットホームな雰囲気の学校であることも魅力の一つだと感じています。
本校は入試情報が少なく、また入試時期が早いため不安を感じることも多いと思います。もし、あなたが気象でなくても、地震や火山または海洋などについて学びたいと考えるなら、そのための最高の環境がここにはありますので、最後まで全力を尽くしてください。
東京県出身・18歳
私は中学1年生の頃に気象庁の気象科学館に行き、そこで解説員の方から気象大学校の話を聞きました。幼い頃から気象が大好きだったため、気象を専門に学べる学校の存在に驚き、将来はここに入りたいと強く思いました。
高校は都立の進学指導重点校に進みました。校内の上位層は東大などの難関国公立大志望の人が多く、気象大学校のレベルに近いだろうと考えたため、1・2年生の間はその層に留まることを中間目標にしていました。受験期になると、入試が一般の大学より早いことから焦りを感じることも多々ありましたが、逆に早く受験から解放されることがモチベーションとなりました。
過去問は3年生の夏頃に取り掛かりました。基礎能力試験は得点が安定しており、作文も自信があったため、特別な対策はしませんでした。その代わり数学と物理の記述がかなり不安だったため、時間の使い方に焦点を置きつつ練習しました。本番では基礎能力試験や英語が強力な得点源となり、数学や物理をカバーすることができましたが、それでも採用はギリギリで、繰り上げ採用の通知が来たのは入寮のわずか1週間前でした。
気象大学校は少人数の狭き門です。だからこそ、学生同士の関係も密になり、個性豊かな仲間と楽しい生活を送ることができます。特に気象や地震・火山を学ぶにはうってつけの環境だと思います。気象大学校を志望している方は、ぜひ最後まで諦めず頑張ってください。
広島県出身・18歳
僕が気象大学校の存在を知ったのは中学3年生の時でした。ちょうどその頃将来の仕事について学校でも家庭でも考えさせられる時期であったこともあり、興味のあった気象の分野で働きたいと思いました。気象に関連する仕事を調べている中で気象庁の施設等機関である気象大学校を知り、いつの間にか第一志望校となっていきました。
読者に高校3年の時の過ごし方をアドバイスします。僕は6月まで部活をしていて受験勉強を始めるのが思ったより遅くなってしまったため、正直焦りました。そこで夏休みに数学、物理、英語に焦点をあてて勉強し、社会の知識を合間に詰めこんで、なんとか合格をいただきました。まず高校2年以下に忠告したいのは「自分は思ったより怠惰だ」ということです。だから今のうちに勉強していくと今後のためになりますよ。次に高校3年へのアドバイスとしては夏休みに頑張ってやればなんとかなるということです。皆さん頑張ってください。
神奈川県出身・18歳
僕が気象大学校の受験を決めたのは高校に進学してすぐの頃でした。もともと幼少期から気象や地震、津波に興味があり、小学校低学年の頃紫雲祭へ親に連れて行ってもらったのをきっかけに気象大学校の存在を知りそのまま受験を決意しました。
一次試験対策は特に配点の大きい基礎能力試験と学科試験で高得点をとれるように努力しました。ネットで基礎能力試験に対応する公務員試験の参考書を購入して夏休みの前からひたすら繰り返し演習をしました。記述式の学科試験は併願していた大学の数学・物理・英語の対策をしていて特に気象大学校に特化した対策はしませんでした。夏休みに入ると時間をきっちり計測して過去問を積極的に進めました。その際基礎能力試験では解けない問題が出てきたのでその問題をまとめノートに記録して次に出題されたら間違えないようにしました。
二次試験対策は、事前に面接カードを作成するのですがその際に想定される質問と回答をメモに書き出しておくといいでしょう。ということで受験対策はこのような感じです。
実際入学してみて最初は緊張しましたが先輩も優しいですし教官の方々もとても優しく、また勉強も大変ですが自分の好きな気象分野を徹底的に学べるため楽しく学生生活(公務員生活)を送れています。少しでも自然現象に興味がある方、数学物理に興味がある方、とりあえず一人暮らしをしたい方、などなど是非気象大学校への進学を検討してみてください!
※上記記載内容はすべて2025年8月現在のものとなります