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在校生の声

受験体験記

令和3(2021)年度入学生が自身の受験体験と受験を考えている方へのメッセージを書きました。
気象大学校の入学試験は一般大学と日程や試験科目などで異なる点が多いので、受験される予定の方は是非参考にしてください。

熊本県出身・19才

 私は、高校1年生の時に、母から気象大学校の存在を知りました。当時は高校で文系科目と理系科目のいずれかを選択しなければならず、どちらにしようか迷っていました。気象という分野についてもそこまで関心はありませんでしたが、気象大学校について調べていく中で、興味が出てきました。平成28年熊本地震の経験も踏まえて、災害による被害を減らす役に立ちたいと思い、志望を気象大学校に決め、受験することにしました。
 受験をするうえで一番大変だったのは、やはり第1次試験の日程です。一般の大学入試よりも大幅に早い11月に実施され、私の場合は、学校の行事やテストの時期とも重なっていたため、目が回ったのを覚えています。試験勉強の内容ですが、基本的には過去問と国家公務員試験の問題集を解いていました。筆記試験は、試験時間のわりに難しい問題が多いため、解けない問題もあり、割り切ることも必要だと感じました。多肢選択式の試験は、筆記試験より試験時間が長く(それでも余った時間は少なかったのですが)、ある程度は余裕を持って臨めると思います。多肢選択式の試験には、かなり広い範囲から問題が出されますが、いずれもその分野では基礎的な内容であると思われるため、受験勉強以外での知見が思わず活かされることもあり、解いていてかなり楽しめました。以上に述べたことは私個人の経験談であるため、役に立つかはわかりませんが、参考程度にでもなればと思います。
 気象という分野は非常に広く、まだその一端に触れた程度ですが、その面白さはすでに感じられています。また、気象だけでなく、地震や火山、海洋などの、地球科学が扱う他の分野を学ぶにあたっても、その分野で活躍された先生方の講義を受けることができるため、気象大学校は良い環境だと思います。気象大学校を志望される皆様とお会いできる日を楽しみにしております。

東京都出身・20才

 私は気象大学校の存在を両親から知りました。理工系の分野に興味があったので、その中でも試験日の早い気象大学校を模試感覚で受けようと思いました。私は二浪で、かつ他の大学に在籍して仮面浪人をしていました。このため、勉強の時間がほかの受験生よりも確保できないと考え、気象大学校受験に向けた勉強は、本命の国立大学の対策と被る記述式の英語・数学・物理しかしていませんでした。これら3 教科のうち、仮面浪人していた大学では文科系の学科に所属していたために、大学での勉強を利用して特に英語の力を伸ばしました。教養が問われる基礎能力試験については逆に、高校の授業で幅広く多くの科目を学んでいる現役生には勝てないと思ったので、ほとんど対策はしていませんでした。受験準備全体を振り返って考えると、2 年間受験勉強をしていた二浪の私にとっては、気象大学校の試験日が早いことが一番のアドバンテージだったと思います。
 第 1 次試験の直後、まったく受かった感覚はありませんでした。英語はとても感触がよかったのですが、数学はとても難しく、物理はもともと気象大学校の受験生レベルには達していなかったので、合格は厳しいだろうなと思っていました。しかしふたを開けてみれば、数学で意外と部分点が取れていてなんとか受かっていました。第2次試験対策はほとんど行っていませんでしたが、ありがたいことに通っていたので最終合格をいただきました。その後、国立にはあっさりと落ち、気象大学校への進学を決め、私の長い長い受験は幕を閉じました。
 受験生の方々には、自分の進路をよく考えて選択してほしいと思っています。他の大学と違い、気象大学校は就職もセットになっているようなものなので、自分の人生が決まるといっても過言ではありません。皆さんが、自分にとって最善の選択ができることを願っています。

長野県出身・18才

 私が気象大学校の存在を知ったのは、高校二年の夏です。大学入試模試の大学コード番号表を眺めていた時に気象を校名に掲げたこの学校を見つけて、興味を持ちました。もともと、地震火山や災害対策を学びたいと思っていたので、そのまま受験することを決めました。
 受験対策については、あまり言うことはありませんが、基礎能力試験の問題は面白いので、受験するつもりがないひとでも解いてみるとよいと思います。普通に考えていると頭が混乱してくるのですが、うまく整理して表を作ったり、数学の集合と命題で学習した知識を使ったりすると、綺麗に解けて気持ちがいいです。
 第2次試験の面接については、ネットで情報収集をすると、制服がない学校の人は地味目な服であればどんな服装でも大丈夫と言っている人がいますが、実際の受験会場ではたいていの人は制服かスーツなので、スーツで行くことをお勧めします。
 私は、入学前時点では地震火山には興味があっても、気象現象にはあまり興味がありませんでした。しかし、入学して気象について勉強していくうちに、気象現象にも興味を持てるようになりました。現段階で、地震のみ、火山のみ、気象のみ、海洋のみにしか興味がない人でも、勉強してみたら興味が持てると思うので、興味がない分野も学ばなければならないからといって気象大学校を敬遠する必要はないと思います。

愛知県出身・18才

 皆さんがこの文章を読んでいるということは、理由は人それぞれであれ、気象大学校に少なからず興味を抱いているからだと思います。
 のべつ変わり続ける自然の表情を見て成長する中で私は気象現象に興味を抱き、この大学校を志望校と決めました。
 入学当初、先に述べた気象にしか興味が持てていない私でしたが、この大学校で学びを深め、地震火山や海洋などの専門家の話を聞いているうちに、気が付けばこれらの学問にも興味がわいていました。
 学を好むは知に近し、という言葉があります。
 をこなる(古語で「おろかな」の意)人だ、と思われることがあったとしても、自分の興味を追求すること、そして誰よりもその学びを愛することこそが、知を深めるうえで重要なのではないでしょうか。
 待っていてはなかなか来ない新たな学問との出会いが大学校であなたがたを待っています。
 つき並みではありますが戯れに、私が伝えたいことを各文の頭文字に隠しておいたので、是非一度それぞれをつなげて読んでみてください。

神奈川県出身・20才

 私が気象大学校のことを知ったのは浪人生の5月末です。私の母校の合格実績から、母が学校の存在を知り教えてくれました。元々地球科学関係に興味がありましたが、将来何をしたいか具体的なビジョンがありませんでした。自分の興味に近く、また受験時期が他の学校より早いため挑戦してみたいと思い、受験しました。
 まず筆記試験対策です。気象大学校に限らず他の大学の筆記試験にも臨めるよう、数学と物理に力をいれて勉強しました。基礎能力試験はこの学校独特の試験でしたが、何年分か過去問を解き形式に慣れることが出来れば大丈夫だと思います。この試験のために何か特別な対策をするというのではなく、特に理科系科目の基本的な能力を上げることが一番大切だと感じました。
 続いて面接対策です。第1次試験の合格判明後、予備校の先生に何度か面接練習をしていただきました。実際の面接でも、自分の考えや意見をきちんと伝えられれば、先生方は優しく接してくださり、問題無く終えることが出来ました。
 私から伝えられる情報は以上です。大学校は勉強する環境としてかなり恵まれており、明確な夢や目標がなかった私でも、今は少しずつですがやりたいことを見つけられています。漠然と人助けをしたいなどと思っている人には、将来自分が人のために出来ることの選択肢を得られるという点で、最善の学校だと思います。皆様のご健闘をお祈りしています。

大阪府出身・18才

 自分が気象大学校について知ったのは、小学校高学年の頃でした。台風について関心を持ち、色々と調べた後に気象について興味を持つようになった頃に、母からこの大学について教えられたのがきっかけです。その後は気象大学校に入ることを念頭に置きつつ、地元の高校に進学して、高校生活を送っていました。
 本格的に勉強を始めたのは、高校3年生になってからでした。その頃、自分は部活を引退していたので、本腰を入れて受験勉強に集中できると思っていました。しかし、コロナウイルスの影響で高校が休校になり、その後に再開されたもののオンライン授業になってしまって授業の進捗が遅くなってしまい、スタートダッシュを上手く切れませんでした。また、気象大学校の試験の一つである基礎能力試験では、幅広く問題が出てくるので、それに備えた対処もしなければならなかったのが辛かったです。しかし、苦しいながらも一所懸命に過去問を解いたりするなどして受験勉強に励み、準備万端な状態とは言えないながらも受験日当日を迎えました。受験時には途中で鼻血が出てしまったり、問題の解き方が最初から違うことに途中から気付いたりといった想定外の事態も起こりましたが、最後まで諦めずに問題に向かうことでなんとか乗り越えました。
 2次試験の面接では、正直、吐きそうになるほど緊張しましたが、面接官の1人が「緊張せずに、気軽に答えてもらって大丈夫ですよ。」と言われたことで緊張の糸がほどけ、きちんと答えることができました。2次試験の合格が分かった時はとても喜びましたが、自分は補欠だったので国立大学の前期入試に向けて引き続き勉強をしなければいけませんでした。最後まで気象大学校に合格するかどうか分からなかったので、採用だということが伝えられた時は本当に喜びました。
 気象大学校の学生は公務員という身分を持つので、その分色々と様々な制約がありますが気象について深く学べたり、様々な実習も行えたりと他の大学とは違う利点もたくさんあります。気象について学びたい人には、気象大学校に入ることを自信を持ってお勧めします。

長崎県出身・18才

 私の祖父が気象庁職員であったことから、幼いころから気象大学校のことは知っていました。とはいえ、小さいころからずっと気象大学校を目指していたわけではなく、実際はそれとは逆で、高校3年生になってもなかなか志望大学を決めきれずにいました。模試の志望校欄には少しでも興味のある大学をとりあえずいくつか書き込んでおり、そのうちの一つが気象大学校でした。しかし、模試での判定は常に悪く合格の可能性は低いと考えていたため、本当に受験するかどうかは最後の最後まで迷っていました。結局、力試しの位置づけで受験しようと思い、出願を決めました。
 受験を決めてすぐに赤本を購入したものの、高校の勉強が忙しくなかなか手をつけられませんでした。やっとのことで9月の末に1週間ほどかけて1年分を解きました。しかしその後も時間が取れず、受験直前に「基礎能力試験」の過去問をもう1年分解いて、第1次試験を迎えました。受験対策としては、過去問を解いて問題傾向をつかんだり時間配分を決めたりするのと、「基礎能力試験」の問題傾向に慣れておく以外に、とりわけ特別なことはしなくても良いと思います。一般的な難関大学向けの受験勉強をしていれば、気象大学校の入試にも十分通用すると思います。
 最後に、受験生の皆さんの中にはなかなか進路が決まらず悩んでいる方もいると思いますが、焦って無理に決めなくても良いと思います。進路を決めるのが遅かったからといって、将来が悪くなるわけでもありません。私は、受験シーズンに入っても未だに進路を明確に決めていませんでした、しかし今では気象大学校の学生となり、充実した毎日を送っています。入学時には格段の関心を持っていなかった気象に対しても、講義などを通して興味が出てきました。皆さんと一緒に気象大学校で過ごせる日を心より楽しみにしています。

東京都出身・18才

 私がこの学校を第一志望に決めたのは、COVID-19による休校期間中だった、昨年の4月のことでした。結果を大学入試にも活用しようと考え、参加を予定していた各種大会が中止や延期となり、私の受験計画は一瞬にして崩れ去りました。そんなときに、受験校の選択肢に上がったのが気大です。もともと地球物理学関連の学問を大学で学びたいと考えていたため、気大はうってつけの学校であることは認識していました。しかし、7月に部活を引退してからの時間で、カリキュラムの進度よりも早く勉強を進め、気大に受かるまでの学力を身に着ける自信は微塵もなく、それまでは選択肢にすら上がっていませんでした。幸いなことに、パンデミックが起こらなければ確保できなかったであろう大量の時間が休校と部活動の停止により生まれたため、志望校を気大に変更し、万全の準備をもって採用試験本番に臨むことが出来ました。
 さて、試験の内容に移っていきたいと思います。まず、第1次試験で個人的に肝になると感じたのは、基礎能力試験です。確かに基礎能力試験は、他大学の入試にない科目で、ここを第一志望としない人にとっては、やるだけ無駄な教科かもしれません。ですが、基礎能力試験は、しっかりと対策をすれば安定して点が取れるうえ、後半の知識問題は高校で習う内容を復習するだけでよいはずです。私は、地理・歴史・公民と理科基礎の全科目の教科書を読み返して対策をしました。記述式問題は、演習量が足りないと全く歯が立たないと感じました。だからと言って、難しい問題にいきなり手を付けると何のためにもならないので、身の丈に合った問題から頑張りましょう。(背伸びをした私は、案の定英語と数学で失敗しました。)
 第2次試験の面接は、いかに自分を客観的に分析し、それを相手に伝えられるかにかかっていると感じました。緊張はすることと思いますが、早とちりして、聞かれていることを勝手に決めつけてしまうことに気を付けてください。まずは面接官の問いを最後までしっかりと聞きましょう。
 最後に、ここに入ると勉強の対価に給与をもらうという不思議な身分となります。ただ、最低限のルールを守る気持ちと勉強へのやる気さえあれば、あとは比較的自由な学校です。この学校で皆さんと会える日を楽しみにしています。頑張ってください!

埼玉県出身・18才

 私が気象大学校を知ったのは中学2年生の時。特にやりたいことが明確ではなかったものの、高校2年生でオープンキャンパスに参加。大学校の雰囲気や少人数で専門分野に特化した授業、経済的な負担が少なく卒業後の進路が安定していること等に非常に魅力を感じました。受験料がかからないため、実力的には厳しいと思いつつも受験することに決めました。
 気象大学校の入試は内容が特殊で日程も早く倍率も高い、その上出回っている情報量も少ない。そんな中で気象大学校の対策に時間を割き過ぎるのは非効率的だと判断し、国立大学入試を目標に勉強を進めました。
 第1次試験の数週間前に過去問を2年分解き、数学・物理・英語の傾向を掴みました。また、公務員試験教養問題集を買い勉強の合間に解くことで基礎能力試験の対策を行いました。一般の大学入試にはないこの試験への準備には、高校の授業で地道に積み重ねた地理歴史、公民の知識等も役立ちました。作文試験は限られた時間内で問題に対して的確な答えを持った文章を書けるよう何度か練習しました。学校の先生や親等に見てもらい意見を聞くことも自分の為になったと思います。
 第2次試験は面接の対策のみで十分です。事前に記入する面接シートの内容を深く掘り下げるような形で行われます。面接シートは正直に簡潔に書くべきです。私は、学校の先生と何度か練習し、自分の特技・趣味、高校での活動、その他関心事項等をしっかりと話すことができるようにしました。面接における基本的な作法も予め身につけておいた方がよいです。本番は、終始和やかな雰囲気でした。やはり、後の人生に関わる大事な面接なので緊張しましたが、実際に気象業務に携わっている方々や大学校教官等とお話しできる貴重な機会でとても楽しかったです。ただ、第2次試験は他人と差がつく内容ではないため、第1次試験の点数の方が合否、採用に大きく関わります。
 私は、期限前日まで進学先に悩みましたが、今は気象大学校を選択してよかったと心から思います。友人や先輩、経験豊富な教官方に恵まれ学業に励んでいます。入学当初は全く気象に関する知識がなかった私ですが、少しずつ自分の興味を広げることができています。
 最後になりますが、皆さんの受験生活が実りあるものであることを願っています。来年の春にお会い出来たらうれしいです。

新潟県出身・18才

 私が気象大学校の受験を意識し始めたのは、高校一年生の夏でした。インターネットで気象を学べる大学を調べていた際に存在を知り、興味を持ちました。しかし、高校三年生の秋、気象大学校の第1次試験の3日前まで部活を続けることを決めたこともあり、気象大学校の受験はあくまで力試しという面が大きかったと思います。
 ここからは、気象大学校の受験に至るまでにどのような勉強をしていたかを振り返りたいと思います。高校二年生の冬頃までは、学校から与えられた課題を漫然とこなしたりこなさなかったりを繰り返していました。集中してしっかりと受験勉強をしていた記憶はありません。しかし、テスト前や長期休みには好きな分野の勉強をある程度していたこともあり、基礎は固まっていたと思います。高校二年生終わりごろの春のコロナウイルスによる休校期間には、とても詰めて勉強をしました。具体的には、英語は京都大学の長文読解、数学は学校から与えられた課題、理科は重要問題集を大量にやりました。ここで実力をつけたことが、気象大学校の合格に繋がったと思います。この成果により、カリキュラムを終えるのに時間がかかる一般の現役受験生と違い、春から理科で浪人生と戦えるようになりました。6、7月はやる気が起きず集中して受験勉強ができませんでした。具体的には、重要問題集を確認がてら解いたり、英語の長文の音読をしたりしていました。夏休みは部活を全力でやっていたため勉強量はかなり少なかったですが、九州大学の数学の赤本を15カ年分解きました。数学以外はほとんど勉強していなかったです。秋は模試の見直し、解き直しと今まで解いた問題の再確認の作業を重点的にやっていました。気象大学校第1次試験の1週間前頃から過去問を解き始めました。
 試験本番は過去問の経験を活かして落ち着いて解くことができました。記述式試験は時間を意識して問題の取捨を大切にしました。基礎能力試験は数年分解けば得意な分野がわかったので、得意な分野を最初に解き、苦手な分野は最後に残しておくようにしました。これが功を奏したのか第1次試験を通過することができました。第2次試験の対策は、入退室のマナーや座り方のマナーを確認のみしました。面接の中で話す内容は下手に取り繕う必要は無いと思っていたので自分の言葉で話すように心がけました。
 皆さんと一緒にこの学校で勉強できる日を楽しみにしています。

神奈川県出身・19才

 私は、中学3年生の時に母に教えてもらってこの学校の存在を知りました。当時は、漠然と工学系に進みたいなと考えていましたが、気象にも興味があったこと、学生であると同時に公務員となり給与がもらえること、学生の数が少ないため講師陣からの手厚いサポートが受けられること、寮が学校の敷地内にあるため通学の手間が省けること、という4点から、気象大学校を志望校に含めることにしました。
 現役の受験時は、主に英語の学力が足りず、不合格となってしまいましたが、他の志望校も落ちてしまったため、浪人してリベンジすることになりました。受験案内のサイトにある合格点および平均点等の資料と合格者の決定方法を見て計算したところ、基礎能力試験の配点が高く、一点多く取るだけでも最終的な合否の判定に用いられる標準点がかなり上がることがわかったので、基礎能力試験の対策を重点的に行うことにしました。基礎能力試験と同様に配点の高い多岐選択式の学科試験もなるべく点数を落とさないように気をつけました。逆に、記述式の学科試験は気楽に受けることにしました。苦手な英語が足切りに引っかかっていないか不安でしたが、なんとか第1次試験に合格することができました。
 第2次試験の面接は、面接カードに書いたことについて聞かれたときにどう答えるかを軽く考えておきました。質問を想定してそれについての回答を作成しておくという対策を試みることも考慮しましたが、想定外の質問が来たときにパニックになる気がしたのでやめておきました。面接を受けたことがあまりなく、うまく受け答えできるか不安でしたが、この学校に通っている知り合いの先輩から、緊張するより気象庁の人とお話しに行くくらいの気楽さを持ったほうがいいと声をかけてもらい、その言葉を信じて落ち着いた気持ちで試験会場に向かいました。本番では、面接官の方がとても優しく接してくださり、緊張することなく普段どおりに話すことができたと思います。
 第2次試験に合格した後は、国立大学の試験に向けて勉強しました。工学と気象、どっちの道に進むかずっと迷っていましたが、国立は不合格だったので気象大学校に進学することになりました。
 気象大学校では、気象に限らず、地震火山や、数学、物理、情報系なども学ぶことができます。この学校に入学して、自分の学びたい分野の一つであった気象についてはもちろん、他にも様々な学問に興味が湧いています。皆さんとこの学校で共に学べる日が来ることを心待ちにしています。

埼玉県出身・20才

 私は、受験する学校を文部科学省以外の省庁が所管する省庁大学校にすると当初より決めていました。その理由は、省庁大学校の特徴の一つである「学生は、公務員であって俸給が支給され、多くの場合入寮する」ことが、親の負担を減らすことを意味し、私にとって魅力的に思えたからです。省庁大学校の中でも特に気象大学校の受験を選択したのは、気象庁の業務は理系的側面が強く、自然災害に関する情報提供は明白に社会貢献をなしていると考えたからです。
 気象大学校の第1次試験の準備として私が重視したのは、マークシート方式の教養試験である基礎能力試験でした。配点、得点算出方法、例年の平均点に鑑みると、この教養試験で点を取れれば有利と考えたからです。歴史以外の文系科目もある程度履修していたことも、私にとって追い風になりました。余談ですが、入学後の勉強で求められる能力は、むしろ専門科目の筆記試験で求められる方です。筆記は基本的な問を落とさないことを基本方針としました。
 実際に受験した際の所感は「専門科目の試験の出来は壊滅的で、間違いなく落ちた。」で、ネットでの合格発表を見ず、自宅に一次試験合格を伝える封書がくるまで合格していたことを知らなかった程です。
 第2次試験にある面接について触れておくと、いわゆる圧迫面接ではなく、一定の礼節と受け答えができれば問題ないように、私には思えました。
 最後に、気象大学校の受験を考えている方へ。実際の試験に1科目でよろしくない所感を得たとしても、基準点を下回らない限り他の科目で頑張れば、合格の可能性は十分にあります。諦めずに最後まで粘りましょう。

茨城県出身・18才

 私が気象大学校のことを知ったのは、中学校のときでした。地元から近く、また小さいころから気象の仕事に興味があったので、気象大学校は高校1年生のころから志望校の1つに定めていました。
 気象大学校の受験勉強を始めたのは高校3年生の7月頃でした。まず、過去問を3年分解き、気象大学校の入試問題の傾向及び自分が得意・苦手としている科目が何なのか把握することから始めました。その結果、基礎能力試験及び学科試験の数学・物理(記述式)が苦手であると感じたので、その科目を重点的に対策することにしました。
 基礎能力試験への勉強としては、国家公務員総合職試験の過去問を解きました。そして、いわゆる資料解釈、数的推理、判断推理といった、高校の学習では深く扱わない分野について重点的に学習しました。
 数学については、すでに学校で数Vまでの学習が終了していたので、高校数学をまんべんなく見直しました。高校でも授業などで数学の復習問題を多く出題してくれていたので、それらも役に立ちました。
 物理については、もともと高校3年生の秋ごろまでに履修する科目であったことと、コロナ禍による臨時休校が重なり、一次試験までにすべて学習し終わるか不安な状況にありました。そこで、特に出題が多く、かつ履修するのが遅い電磁気の分野については、夏休みや空いた時間を利用して、基本事項を中心に予習を行いました。
 第2次試験の面接は、高校の先生に模擬面接を行っていただいたので、ある程度雰囲気はつかんでいたつもりでしたが、それでも本番の最初は緊張しました。しかし、面接官の方が「緊張しないで、素直に答えてください。」と声をかけてくださったこともあり、途中からはあまり緊張せずに受け答えすることができたと思います。
 大学を2校しか受験しなかったうえ、気象大学校の合格を知らされる前にもう1つの受験校に落ちたことが判明していたので、合格を知った時には、進学先が決まってよかったと安心しました。
 気象大学校の学生は、他の大学の学生とは違い国家公務員なので、その立場に応じた制約が存在します。一方で給与が出ることや1年生から専門知識のある教官のもとで気象を学べることなど、ほかの大学にはない利点や魅力も持ち合わせています。気象大学校に興味のある高校生の方々は、そのような制約と利点について考えて入学を決めることをお勧めします。

福岡県出身・20才

 私が気象大学校の存在を始めて知ったのは、高校3年の1月頃だったと思います。そして、初めての受験で合格したのは浪人2年目のことです。受験対策としては、第1次試験は過去問を出来るだけ多く解いて、形式に慣れるようにしました。第2次試験は自身の志望動機や得意な事柄などを紙に書くなどして整理し、質問にはっきり答えられるようシミュレーションを重ねました。
 次に私が気象大学校を志望した理由について、一般大学との違いを念頭に置いて、3つほど述べたいと思います。
 1つめは、経済的に非常に安定した生活が送れることです。月に約13万5千円の給与が振り込まれ、学費はかからないうえ、寮には水道光熱費含め実質無料で住むことが出来るため、家賃の負担はありません。親等に経済的負担をかけたくない方にとってはこの上ない環境だと言えます。
 2つめは、気象業務に直結した内容を4年間しっかり学べるということです。地震・火山・海洋など気象庁がカバーする自然現象について幅広く学ぶことが出来ます。しかし、一般大学のように自由に時間割を組んだり、他学部の授業に潜り込んだりといった、大学ならではの自由な学びを実践することが出来ないのもまた事実です。そのため日々の学業のサイクルは大学というよりも、高校のそれにかなり近く、一般大学と比べると不自由な部分が多いという点は認識しておいて欲しいです。
 3つめは、学生数が4学年合わせて60人程度と非常に少なく、少人数できめ細かい指導が受けられることです。また、寮生活をする人が多いため、同期や先輩と親密な関係を築くことが出来るのも魅力的です。その反面、多少閉鎖的な環境であることは否めません。地域や他大学の方々と関係を築く機会は乏しいです。また、就職活動をする必要がないからといって、社会の動向に無関心でいると、世間知らずで常識のない人間になってしまう可能性があります。
 気象大学校は、人を選ぶ特殊な環境だと思いますが、将来気象庁で働きたい、もしくは気象を中心とした地学現象について数学・物理学的な観点からの理解を極めたいという強い意志を持った方には適した環境だと思います。

神奈川県出身・19才

 私が気象大学校の受験を決めたのは、高校2年生の夏ごろでした。もともと地学系の分野に興味があったので、その方面の学問を学ぶことができると同時に公務員になることができるということを魅力に感じ、志望しました。ただご存知かとは思いますが、高校で学ぶ気象が地学で扱われているにもかかわらず、気象大学校の採用試験には地学という科目は存在していません。地学徒の方々はくれぐれも気を付けてください(笑)。
 さて、受験勉強に関して私の体験を少し述べようと思います。
 まず、学科試験がある英語・数学・物理は国立大学に向けての勉強をし、特に物理は電磁気の、数学は数Vの完成に努めました。また、気象大学校では国立大学と同様に記述式試験も行われるので、先生に自分の解答の添削もお願いしていました。
 次に、国公立大学の受験科目には存在しない基礎能力試験に関して、私は後半の社会系科目の対策に時間をかけるのは効率が悪いと考えていました。なので、前半の数十問をほぼ100%正解できるように、夏ごろから国家公務員試験用の問題集を用いて読解問題および数的処理をいかに早く正確に解けるかに重きを置いて勉強しました。そして、後半の知識系統の問題については、試験のひと月前ごろから隙間時間に高校の教科書やノートを見返すなどして勉強しました。
 第2次試験で課される作文試験や面接に関しては、前者は理論立てて記述できるように、後者は自分の考えをきちんと相手に伝えることができ、また正しい作法を本番で行えるように、幾度か先生や友人に手伝ってもらい練習しました。
 最後になりますが、受験を勝ち抜くための最強の武器だと私が思うものをお伝えしたいと思います。それは、「ここに行きたい!」と強く思う心です。あたりまえだと思う方もいると思いますが、これは本当に大切です。この心こそがあなたの行動の原動力や精神の支えになり、そして幸運を引き連れてきてくれると思います。

愛知県出身・20才

 ありきたりですが、まずは気象大を認識したきっかけについて。この学校のことは、なぜか持っていた学校紹介パンフレットがきっかけで知りました。カリキュラムに理系課目が豊富で感銘を受けたことを覚えています。
 当時地方公務員として働いていた私ですが、何を思ったのか突如無性に学校に通いたくなり、この学校を受験することに決めました。(これは本当の話です。)途中で仕事を辞めたり、貯金が尽きかけたりといろいろありましたが、何とかなりました。自分なら受かるという絶対的な自信がある人以外は真似しないほうがいいです。本当に。
 受験まで時間が無かったため、数学・英語・物理の主要三教科に絞って勉強しました。基礎能力試験は昔、最初の就職に備えて勉強したおかげで何もしなくても何とかなると踏んでの判断です。ブランクがあったため最初は復習がてら教科書を読み、物理・数学では公式を自力ですべて証明するという荒行を行いました。数学は黒チャートやハイレベル理系数学、物理は重要問題集をひたすら解き漁り、英語はなぜか手元にあった高校時代の参考書でしのぎました。確か長文読解の本が五冊くらいと難関大学向けの単語帳だった覚えがあります。長文に関してはとにかく量をこなして慣れようという目論見でした。
 筆記試験は普通に勉強すれば普通にできるといった感じです。ただ、数学と物理に関しては一問当たりにかけられる時間が恐ろしく短いので、早く正確に記述する練習をしておいた方がいいです。英語は余裕があれば気象関連の英単語を抑えておくと良いと思います。
 (作文試験は記憶にないです。すみません。)
 個人的には面接が鬼門でした。なんせ前職である地方公務員を辞めていますから。ひとりだけよくわからないくらいディスアドバンテージを背負っていました。これでよく受かったなとつくづく思います。こんな人ほかにいないとは思いますが、仕事を辞めてここを目指そうと考えている人は、自分がこれから背負うことになる重りを理解してから決断した方がいいです。地獄を見ます。受からなければ後がないですから。
 最後に。人生は何があるかわかりません。そういう意味では、入学できれば安定した公務員として採用される気象大学校を目指すのは正解のひとつだと思います。来年、あるいは再来年皆さんとこの学校で会えることを心待ちにしています。

鹿児島県出身・20才

 私が気象大学校について知ったのは高校一年生の時です。大学進学にあたりどの学問系統に進むかを考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが気象の道でした。様々な大学への道を模索する中で、この気象大学校は、学んだことをすぐに仕事に活かすことができる場所として入学を意識するようになりました。
 さて、気象大学校の入学試験ですが、マーク式の試験、記述式の試験、作文、面接と様々な力が要求されています。マーク式の学科試験は共通テストで9割近くの点数がとれるようにしておくと安心です。マーク式試験には他にも社会科の知識、数的推理や論理が問われるパズルのようなもの(基礎能力試験)もありますが、特に現役生の方は対策する時間をとるのが難しいでしょうから、公務員試験ではこんな問題が出るのだな、という認識を深めておくだけで違うと思います。記述式の試験は、数学と物理の制限時間がかなり厳しいです。とにかく素早く正確に計算処理を行う練習をしましょう。ただ、過去問演習をする際に、時間内に解き終わらなかったといって悲観する必要は全くないです(解き終わらないのは当たり前です)。気象大学校の過去問のみならず、今皆さんがやっていることが試験対策になりますから、日々の学習をしっかり意識しましょう。作文と面接に関しては考えすぎる必要はないですが、面接はリラックスできる雰囲気を面接官が作ってくれますので、元気に、はきはきと答えましょう。わからないことを聞かれたら、素直にわかりませんと答えればよい、くらいの気持ちでいましょう。
 気象大学校は学習環境のよさに加え、基本的に非常に自由な環境のなか、自分自身で楽しい生活を構築できる場所です。今この文章を読んでいる皆さんが気象大学校にご入学され、春にお会いできることを心待ちにしています。

茨城県出身・19才

 私が気象大学校への入学を決めたのは、興味のある分野をとことん学びながらも自立して生きていくことができると思ったからです。
 私は受験生のときずっと、大学で学びたい分野が決まりませんでした。それどころか、授業料や交通費など大学でかかる費用を考えると、大学に進学するよりも就職してはやく自立したいと思っていました。しかしその後、たまたま見返した小学校の卒業アルバムに、6年生だった当時の自分が、天気予報の仕組みが知りたい、将来は気象予報士になりたい、と書いていたのを発見しました。この先の進路選択は一生を決めることだから、と考えすぎて動けなくなっていた私にとっては、幼いころの自分の純粋な疑問が衝撃的でした。明日の天気ってどうして分かるのだろう。シンプルな理由でも動くことができるのならそれでいいのだと思い、気象学を学びたいと考えるようになりました。その後気象大学校について調べていくうちに、ここならば興味のあることを学べる、なにより公務員として採用されることになるので、経済的に誰かに頼ることなく自立することができる、と確信し入学を決めました。気象学は世界各国どこにいても通用するものですし、学生として学んだことがそのまま仕事に直結するというのは勉強のモチベーションにもつながるため、この学校に入って本当に良かったと感じています。
 最後に、将来を決める進路選択に自信がある人などそう多くはいません。誰もが迷いながら、遠回りをしながらでも切り開いていくものだと思っています。ぜひたくさん悩んでください。そのうえで、いま動かなかったらきっと後悔すると感じるものを大切にしてください。悩んだ時間、物事に向き合った時間を思い返すことができれば選んだ道に自信を持てるようになります。もしくは自信を持てるくらいに努力できると思います。これを読んでくださった方がそれぞれの納得できる道に進めることを願っています。

神奈川県出身・18才

 僕がこの大学を知ったのは、高校3年生の時です。「大学への数学」という数学の参考書でたまたまこの大学の存在を知りました。空や宇宙にもともと興味があったので、実力試しに受けるにはちょうどいいくらいの心持ちで受験しました。
 受験勉強についてはかなり時間が限られていました。僕は高校3年生の9月末まで3年間サッカー部に入っていたので、本腰を入れて受験勉強に取り組むことができるようになったのは、気象大の第1次試験まで約1ヶ月という状況でした。部活を引退してから、数学と物理に力を入れて、直前の2週間で過去問を初めてやりました。気象大の第1次試験では、基礎能力試験など他の大学には無い変わった試験があるので、その対策も必要ですが、そうした準備も僕は2週間前から始めました。基礎能力試験は意外と配点が大きいので、しっかり対策をしたほうが良いと思います。しかし結局は数学、英語、物理が主になってきます。これらの科目では、今までの積み重ねが非常に重要です。物理は現役生はまだ「電磁気」が終わっていない学校も多いと思います。浪人生と一番差がつくのはそこです。僕は第1次試験までにある程度演習を重ねて、その分野を落とさないようにしました。また、僕の主観ですが、記述試験の問題が似ているので、東大も受けることを考えている人は特に有利だと思います。実際東大を受けた人がこの大学には非常に多いです。
 この大学は難易度にしては知名度があまり高くなく、情報も少ないので受験生は分からないことも多いと思います。実際、僕も過去問しかできることがなかったです。しかし、過去問を繰り返し解いて、傾向を掴むことが出来れば、そこまで問題はないと思います。
 第2次試験は、面接の対策をしっかりすれば問題はないと思います。第1次試験がとても重要なので頑張ってください。

兵庫県出身・19才

 私が気象大学校を受験すると決めたのは、出願の1ヶ月前でした。英語の授業で気象をテーマにした文章を読み、数学や物理を使って気象に関することを記述できると学んだ時に、気象に興味を持ちました。そして、地学が大好きな友人に相談し、この学校の存在を教えてもらい、気象大学校を受験することを決意しました。この友人のおかげで気象大学校に出会えたので、とても感謝しています。
 受験勉強では、気象大学校を志望校に定め、入学を夢見て、自分の学力を向上させました。
 待ちに待った第1次試験。忘れ物が無いかを何度も確認し、受験会場へ向かいます。スマートフォンの地図を見て、無事試験会場に到着します。お気に入りのシャープペンシルとともに1日目の学科試験を解いたものの、手応えがありませんでした。体内から力が抜けた気持ちで予約していたホテルへ向かいます。Go To トラベルを利用して予約していたのですが、身分証明書を忘れてしまい泊まることができないと言われてしまいました。パニックになりましたが、Go To トラベルの予約をキャンセルすることでどうにか宿泊することができました。宿泊できたことに安心し、ぐっすり眠ることができました。
 翌日の第1次試験2日目は緊張することがなく、学科試験(記述式)は絶好調でした。そして、第1次試験、第2次試験を合格しました。
 入学して4ヶ月ほど経ちました。密度が濃く、日々自分の成長を実感しています。とても良い環境で学習できて幸せです。


※上記記載内容はすべて2021年8月現在のものとなります


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