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在校生の声

受験体験記

令和6(2024)年度入学生が自身の受験体験と受験を考えている方へのメッセージを書きました。
気象大学校の入学試験は一般大学と日程や試験科目などで異なる点が多いので、受験される予定の方は是非参考にしてください。

千葉県出身・19歳

 私が気象大学校を知ったのは、高校3年生の7月でした。私は自分で進みたい分野がわからず、志望校や志望学部がなかなか決まりませんでした。そこで母から千葉県にある理系の大学ということで教えてもらったのが気象大学校です。気象大学校では気象だけでなく地震火山や海洋まで幅広く学べるということ、また試験時期が早く他大学の試験と被らないということで受験を決めました。私の夢が公務員だったことも受験を決める大きな理由となりました。
 私が気象大を受験すると決めたときにはすでに試験まで4ヶ月を切っていたので、夏休みに学校でまだ習っていなかった数学と物理の範囲を勉強しました。9月に入ってから過去問を8年分解きました。過去問を解いて感じたことは、基礎能力試験は慣れていないと時間内に解き切るのが難しいということと、年度によっては数学や物理がとても難しいということです。私は解ける問題を解き切ることを目標に試験に臨みました。
 今、実際に気象大学校に入学して忙しくも充実した生活を送っています。気象大学校は全体で学生が60人と少人数なので、先輩との関わりも多く気になることがあればすぐに相談できるところが魅力だと思います。
 最後に、これを読んでくださっている皆さんがより良い未来を迎えられることを願っています。

茨城県出身・19歳

 私は高校生の時に地球科学に興味を持ち、志望校について調べていて気象大学校という存在を知りました。現役の時に第一志望で受験をしましたが残念ながら不合格で、他大学に進学しました。しかし、気象大学校の特殊な環境にとても惹かれていて諦められず、また在籍していた他大学で専攻する内容が決まらず、仮面浪人を決意しました。
 受験勉強に関しては、現役の時は高校の授業があり、試験日程が早い気象大学校の受験に間に合わないのではないかと思い焦って必死に勉強しました。しかし、基礎能力試験等で思ったように点数が取れず残念な結果となってしまいました。その反省を活かして、浪人中には公務員試験対策の問題集を買って解きました。また、過去問も8年分解いて傾向にあった対策をしました。本番では選択式ではうまくできましたが、記述の手応えが現役の時よりもなかったので不安でしたが無事合格できました。面接では、面接カードの内容の質疑応答がメインで、準備をして臨んだのでそこまで緊張しませんでした。
 これから受験する皆さんにはぜひ諦めず勉強してほしいです。気象大学校は、地球科学を学ぶのに素晴らしい環境です。皆さんの入学を楽しみにしています。

千葉県出身・18歳

 私は高校2年生の秋頃地学の学習を始めたことで気象学、地震火山学、海洋学に興味を持ったのが私の受験人生の始まりだと思います。最初は気象大学校の存在を知らず、他大学の惑星地球科学科などを目指していました。しかし高校の先生との面談の際に先輩で気象大学校を受験した人もいるから調べてみたらどうかと勧められ、気象大学校を知りました。
 原則入寮で親元を離れられる点、給料がもらえて他大生に比べて金銭的に余裕ができる点、卒業までに就職活動をしなくて済む点。上記3つが気象大学校を志望するようになった主な理由です。一方で人数が少ない点、気象業務と関わりの薄い分野に興味が移った時に対応しにくい点などは懸念点であり、最後まで他大学と迷っていました。幸い気象大学校は受験日程が早く、受験日が被ることはなかったので両大学とも受験することができましたが、気象大学校は特殊な大学であるので皆さんも他大学との利点、欠点を比較した上で受験するとよいと思います。来年の入学時にお会いできるのを楽しみにしています。学業、人物試験ともに頑張ってください。

兵庫県出身・19歳

 私が気象大学校の存在を知ったのは、小学生の時に、将来、気象分野から、航空機の安全な運航に携わりたいと思ったことがきっかけでした。気象大学校入学とともに気象庁の職員になることができるのは、航空地方気象台で働きたいと思っている私にとって、非常に魅力的でした。しかし、中高時代に他の分野にも興味を持ち、受験勉強に余裕がなかったこともあって、現役時は気象大学校を受験しませんでしたが、浪人を機に、やっぱり気象の道に進みたいと思い、気象大学校の受験を決めました。
 入試については、気象大学校特有の基礎能力試験と学科試験(多肢選択式)が重要だと思います。どちらも、学科試験(記述式)1科目より配点が大きいので、選択式だからと言って油断するのは危険です。基礎能力試験では、問題数に対して試験時間が短いので、市販の公務員試験対策の本などを参考にして、問題の解き方を身につけると良いと思います。また、学科試験(記述式)の数学では、部分点がつきやすい印象なので、完答はできなくても部分点をしっかり取れるようにしておきましょう。
 最後に、受験勉強は終わりが見えず、つらいこともたくさんあります。しかし、自分の望む結果を出すためには、誰しも努力しなければいけないと思います。私は浪人時に、苦手だった物理を一生懸命勉強して、最終的に物理が得意科目になりました。その結果、気象大学校だけでなく、国公立大学や私立大学にも合格を頂きましたが、入学から3ヶ月が経とうとしている今、気象大学校に入学して良かったと心の底から思っています。勉強面も生活面も、楽しく、実りある日々を送っています。みなさんも自分の望む進路選択ができますように、心からお祈りしています。

宮城県出身・19歳

 私は、東日本大震災を被災した経験から、小学生のころから防災業務に携わりたいと考えていました。小学4年生のとき、将来の夢について具体的に考える機会があり、防災業務といえば気象庁、気象庁に入るためには、と調べていくうちに気象大学校の存在を知りました。
 気象大学校の試験は10月末に行われ、現役生にとっては辛い受験となります。私は受験に集中し始めるのが遅く、もっと早く始めていればよかったと後悔しました。もし気象大学校を受験したいと思うのなら、余裕を持って受験対策をするのが一番大切だと思います。
 受験生にとって、気象大学校は情報が少なく、不安の多い受験となると思います。しかし、合格に向けて努力を重ねれば必ずその努力が報われると信じています。皆様の合格をお祈りしています。

北海道出身・18歳

 私が気象大学校を受験しようと決めたのは、高校3年生の6月頃でした。私は高校3年生の6月になっても自分が本当に納得する進路を見いだすことができず、受験勉強にもあまり取り組めないでいました。自分の進路について危機感を持って考えてみると、自分は昔から気象に興味があり、またもともと将来公務員になりたいと思っていたので、気象大学校の環境は自分に合っているのではないかと感じ、気象大学校を第一志望として、本格的に受験勉強を開始しました。
 気象大学校の入試はとても難易度が高く、最初に過去問を解いたときは足切りに達しない教科もあるといったレベルでした。その中で、標準点の配点が高い基礎能力試験や、実力の足りなかった物理、数学を中心に対策を行い、本番では、なんとか合格をいただくことができました。
 受験期には、直前でも過去問が思うように解けなかったり、受験結果を待ちながらほかの試験の対策をしなくてはいけなかったりと、様々大変なことがありました。それでも、自分自身が本気で気象大学校に行きたいという強い意志を持つことができたからこそ、前を向き続けて頑張ることができたと思います。
 実際に気象大学校に入学してみると、1年生から気象の授業や、気象官署の見学、気象庁の業務に関する授業などがあり、気象について実践的に学べることができ、とても充実した環境だと感じています。
 皆さんも、自分が本当に成し遂げたいと思うことを自分自身の力で見つけて、本気でそれに取り組んでみると良いと思います。もしその先に気象大学校があるならば、皆様の受験、入学を心よりお待ちしております。読んでくださってありがとうございました。

愛知県出身・19歳

 私が初めて気象大学校の存在を知ったのは浪人中の7月頃でした。予備校の先生が授業中にした雑談で偶然話に出てきたのをきっかけに、自分で調べてこの大学に興味を持ちました。その頃、将来どうしてもやりたいと思えることがなく進む分野に悩んでいたので、自分の進路の選択肢の1つとして残しておきたかったということと、試験時期が早く、受験料も無料だったことから受験を決めました。
 受験対策についてですが、浪人生ということもあり数学、物理、英語といった学科試験にはある程度自信があったので、受験勉強自体は過去問を試験の2、3週間前からやり始めました。基礎能力試験は他の大学受験にはないものなので重点的にやりましたが、私はそこまで苦労しませんでした。作文や面接の対策は特にしませんでしたが、少し緊張したので可能ならば練習すると良いかもしれません。
 気象大学校は知名度が低いですが、もし気象や自然現象に興味があり、その分野での専門知識を深めたいと考えているのであれば、気象大学校の受験を検討してみてください。気象や地震、火山について学べる魅力的な選択肢だと思います。受験にあたっては、自分の目指す将来像をしっかりと描き、そのために必要な準備を積極的に行ってください。気象大学校での学びは、新たな発見や挑戦が待っています。ぜひその一歩を踏み出してみてください。

三重県出身・19歳

 私が気象大学校の存在を知ったのは、高校2年の夏休み直前でした。ある本を読んで偶然その存在を知り、もともと地学系の分野に漠然とした興味を持っていたこともあって、オンライン上でのオープンキャンパスに参加しました。それまでは、国立大を第1志望にしていたのですが、気象大学校では、地学方面の幅広い分野について、実践的な知識を学べること、勉強の対価としてお給料がもらえること、将来働く場所も得られることなどから、この学校を第1志望にすることに決めました。
 受験勉強では、高校時代から試験での点数が伸びず、足を引っ張り続けた数学を中心に勉強し、過去問も10年分くらいを解いて、1次試験を(多分)辛うじて突破、2次の面接もなんとかクリアし、無事に気象大学校に入学することができました。
 気大での授業は、座学以外にも、本庁見学や観測実習など、業務に関わるものがたくさんあり、一般の大学ではなかなか得られないであろう貴重な経験をすることができます。 また、少人数であるゆえに、先生方や先輩方との距離が近く、知りたいことや分からないことを聞きやすいという強みもあります。
 なんとなくでも、地学に興味のある方、気象庁で働きたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。来年の春、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

宮城県出身・20歳

 私が気象大学校を知ったのは、かなり遅く、1浪中に併願校を考えていたときでした。物理に関わる学問が学べて、学費などの負担が小さく、かつ国公立大の受験時期に邪魔にならず、そしてレベルの高い学校という条件で絞り込んでいった結果、自ずと気象大学校が併願先の第一候補となりました。
 私の気象大学校の受験対策に関しては、学科の物理・数学・英語は日頃の受験勉強の中で、過去問を2〜3年ほど解いて問題の感触をしっかり掴めたのでそこで打ち止めに。また、他の一般的な大学に見られないような試験科目(ex.基礎能力試験)はありますが、過去問を2年分やって難なく合格水準の点を超えられたので、特段対策はしませんでした。以上から総括すると、「気象大学校のための勉強」を躍起になってする必要はなく、各科目とも、本質をしっかりと押さえたような学習をしていくことが大切でしょう。強いて具体的なことを言うとしたら、地方旧帝大程度の問題が難なく解けるようになることを一つの指標にすると、学習が進めやすいかもしれません。
 最後は、入学後に感じている気象大学校生活について纏めて締めさせて頂こうと思います。本学の学生は一人の国家公務員としての立場を得るので、やはり学生ながらも社会人として生きるためのノウハウのようなものも少しずつ身についてきたよう思います。例えば休暇の取り方や、所得税や住民税などの税制度についてなど、同世代の学生たちに先んじて、身を以って学ぶことができます。本当の意味で(今は学ぶことが職務なので)実務的な仕事に携わるのは卒業後ですが、社会で働くことの仕組みをこの年齢で体感できるのは良き予行練習になっていると思います。また、本学では学生に対する先生の比率が高く、望めば容易に個別でご指導を受けることができることも大きな魅力です。気象大学校の一番の強みは、ここでしかできない学びができることです。受験をお考えの方々におきましては、ぜひとも頑張ってくださればと思います。

滋賀県出身・18歳

 私はもともと気象庁の仕事に興味があり、気象庁に就職するための一つの手段として、気象大学校という機関があることを知りました。調べてみると、学費等の諸費用が不要で、卒業後は気象庁で勤務するキャリアが約束されていると知りました。さらには、受験料がかからないこと、試験日が他大学と大きく異なり国公立大学の受験への影響が小さいことから、デメリットが少なく、力試しにもなる良い機会だと考え、受験することを決めました。
 受験については、試験が10月末と早いので、早めに対策を始めました。特に基礎能力試験は、他大学の試験にはなく、対策が難しかったのですが、全体の得点に占めるウェイトは大きいため、できるだけたくさん演習を積んでおくことが、他の科目も含めて大切だと思います。
 気象大学校は、4年間で、気象について幅広く、かつ深く学ぶことのできる唯一無二の大学です。学生数は少ないですが、その分先生方を含めつながりが強く、とてもアットホームな雰囲気です。私は気象大学校が第一志望であったこともあり、今、非常に充実した日々を送ることができています。皆さんも、自分の興味関心のある分野について学習、研究を行えるよう、ぜひ悔いのない大学選び、大学受験をしてください。応援しています。

東京都出身・18歳

 異常気象が毎日のように取りあげられる今、私は気象学を学びたいと考えて気象大学校を受験しました。受験の時期が早いので夏休みからこの学校のための勉強を始めました。私は7月に人事院から気象大学校の過去問を10年分取り寄せ、7年分取り組みました。
 記述式の学科試験についてです。過去問には解説はおろか解答も付いていないので私は学校の先生に解答を作成していただきました。数学、物理は難易度が高く、差がつかない問題もあるので問題を取捨選択することが必要だと思います。ただし、部分点がかなりつくので最後まで諦めず書ける部分は出来るだけ書くと良いと思います。
 基礎能力試験については、ある程度過去問で練習しました。知識を浅く広く身につけることが必要になると感じました。
 作文試験は事前に何も行いませんでした。
 面接は学校の先生に練習していただき、面接カードから質問を予想してのぞみました。面接の順番がまわってくるまで3時間近くかかったのでなにかやることを持って来る必要があると感じました。
 気象大学校でしか経験できないことがたくさんあります。迷っている方がいらっしゃるなら受験料も無料ですから受けるだけ受けてみてはいかがでしょうか。

埼玉県出身・19歳

 私が気象大学校を知ったのは、高校1年生で受験した模試のときでした。気象の名を冠するその学校は私にとって魅力的でした。いま私はその瞬間の心の高揚を原動力に気象大学校での素晴らしい学生生活を送っています。私が特に楽しんでいるのは気象学の講義です。高校で知った物理や数学が応用できるのでいつもわくわくしながら受講しています。
 気象大学校では気象、地震、火山などの専門的なことを1年生のはじめから学習できます。プロフェッショナルへの道の一歩目を支えてくれるのです。早いうちから専門性の意識を抱き目標を固く保持できる人は、これからの時代に必ず輝ける存在だと私は思います。ただし、自分の進路を決定させるにはかなりの覚悟が必要です。実際に私は合格の通知をもらってから入学を決心するのには時間がかかりました。しかしその決断は正解だったと思います。大学としての環境はきっと皆さんの想像以上に優れています。先生方はどんな質問にも丁寧に答えてくれるし、先輩方も同期の皆も親切で頼りになる存在です。皆さんともぜひこの場所でお会いしたいと心から願っています。
 受験勉強はとても大変だと思いますが、その経験はあなたが次のステージでも成長するための糧になります。周りを見れば学校の先生や家族が背中を押してくれているはずです。あなたは絶対に輝けます。自分の将来を信じて、また緊張しすぎることなく、最後まで走り続けてください。

兵庫県出身・18歳

 気象大学校は1学年約15名と少人数ですが、生徒に対しての教官の人数が多く、手厚い教育を受けられます。気象庁の様々な場所での経験がある教官も大勢おり、気象学を学びたい方にとっては恵まれた環境と言えるでしょう。敷地内には寄宿舎があり、都心にも近いため、快適に過ごすことができるでしょう。また、卒業後には各気象台や気象庁本庁等で働くことができます。
 私は気象について幼いころから興味がありました。そのため、小学生の時に親から気象大学校の存在を教えてもらいました。高校生になった当初は私の成績では厳しく思えましたが、自分の興味のある分野を職とし社会に貢献できるというところに惹きつけられ、第1志望として気象大学校の受験に挑みました。受験期は気象大学校に入学できればどのようなことを学びたいか考えたり、気象庁の業務を調べたりして、勉強に対する意欲を維持するように努めました。存在を知らない高校の先生も多くいるので、自ら調べて伝える必要があると思います。悩んでいる方は、諦めない限り可能性があるので是非受験していただきたいです。ご入学をお待ちしております。

岐阜県出身・19歳

 私は高校生のとき地震や気象という現象のダイナミックさに興味を持ち、独学で地学を学んでいました。高校3年生のとき、気象大学校のことを知らなかったため受験しておらず、さらに他の大学にも合格できなかったためもう一度受験にチャレンジすることを決めました。
 高校を卒業したあとの1年間は机上での勉強をするだけでなく、地学的に特徴のある日本の様々な場所を訪れ自分の知見を深めました。特に東尋坊の柱状節理を実際に見たときにはとても感銘を受けたことを覚えています。そのようにして学んでいく中で自分の好きな分野を将来に繋げたいと思うようになり、私は気象大学校を受験することにしました。この学校の魅力の一つは、入学と同時に気象庁職員としての身分が与えられることです。
 気象大学校の試験は多岐にわたる知識が必要とされるため、何事に対しても好奇心旺盛な私の性格が非常に役に立ちました。勉強をしているときに出会う問題だけでなく、日頃の生活で出会う色々な事柄に対して自分で考えてみることは重要だと後から気がつきました。
 今私は自分の興味があることについて、授業で深く学んでいます。教官の数に対し、生徒の数が少ないため先生方も一人一人に手厚く教えてくださいます。少しでも気象や地震、火山などに興味がある方はぜひ気象大学校を受験してみてください。

秋田県出身・19歳

 私が気象大学校を知ったのは浪人することを決めた三月下旬頃でした。これを機にもう一度自分が何をしたいのかじっくり考えようとしていた時に、家族から気象大学校を紹介されました。自分が幼いころから気象に興味があったこと、得意の数学や物理をたくさん学べる等の理由から気象大学校を受験校の1つに入れるようになりました。とはいっても、ずっと第一志望にしている別の大学があり、気象大学校の試験対策にはほとんど時間を割きませんでした。気象大学校の受験は主にマーク式と記述式の2つの形式の試験がありますが、記述式の試験は国立2次の対策をしていれば十分に対応できると思います。もう少し具体的に書くと、数学は完答できなくても採点者に伝えたいことをたくさん記述すれば部分点を稼げます。物理は標準的な問題がほとんどなので正確性とスピードを重視してください。次にマーク式についてですが、基礎能力試験が少し曲者です。幅広い教養が問われたり情報処理の問題が出るので、個別の対策をしないと厳しいかもしれません。面接は本番で焦らないためにもある程度練習しておくことをオススメします。
 最後までお読みいただきありがとうございます。この文章がこれから受験を迎える方のお役に立てれば幸いです。

広島県出身・19歳

 私は、浪人して初めてこの大学を知りました。気象をやりたい気持ちと受験料が無料なこと、受験日が前期の試験とかぶらないことから受験しました。浪人しているときは、近くに予備校がなかったので、近所のハンバーガー屋さんで、ひとりで勉強していました。以下、私の浪人生活の過ごし方と試験に最大限の力を出すコツについて書きたいと思います。
 まず、日々の生活についてお話します。私の場合、4,5月はだらけることを見越して、運転免許をとることにしました。筆記試験に合格することで小さな成功体験をつむことができました。6月からは各大学の模試が適度にあるとおもうので、勉強自体はできると思います。私は今、振り返ってみると週4,5日、1日4〜10時間くらい勉強していたと思います。ひとりでもこんなに勉強を継続できたのは、勉強することをある程度楽しんでいたからだと思います。やる気が出ない日はとりあえず家からでて、それでもやる気の出ないときは、あきらめておうちに帰って遊ぶことで、ストレスをつくらないようにしました。勉強する科目については、どうせ嫌な科目は試験日が近づけばやらなくてはいけないので、やりたい科目を得点源になるまでやりこむことで、ストレスをためずに、楽しく勉強できると思います。
 次に、試験当日に力を発揮するコツについてです。当日に本領発揮するためには前日の良い睡眠は欠かせません。そこで、どのように寝たら受験当日ベストをつくせるのかを研究しました。それによって、試験当日は、一次試験会場で自分ほど絶好調なひとがいないという自信から、あまり緊張せず試験を受けることができました。
 最後に、私は、入学する難易度と同じくらい気象大学校の存在を知る難易度があると思っています。よって、このHPを見てくれた受験生のあなたは、狭き門をすでにくぐっているということになります。この勢いのまま、受験頑張ってください。


※上記記載内容はすべて2024年8月現在のものとなります


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